THE NARIYUKI

精神疾患を抱えた人間がおくる日常

過去との決別

なんだろう

一昨日ごろから急に「このままではいけない」と思うようになった

その「このまま」の正体は”指輪”

 

婚約をしていた元カレからもらった婚約指輪と

元カレが付き合う前に指にはめていた指輪(お前がもっておけとくれた)

 

別れてからもこの二つだけは捨てられず

そのほかの指輪や写真などは捨てていたけども

 

婚約指輪だし、彼の私物でもある指輪

私が捨てていいものか、もし会った時に返せと言われるのではないか

そう思ってずっと捨てずにいた

 

でも思った

 

自分はもう未練のかけらもないし、もし会った時っていつやねん

 

それに会っても会話する気なんてさらさらないし

返せと言われても家にあるからすぐその時に返せないし

 

なんなら思い出した

 

別れてくださいとメールして

その言葉を飲んではくれなかったけども

私は続けて「返してほしいものがあればメールください」と言った

 

でもあれから「返してほしい」連絡はない

「電話する」というメールはあったけども

 

まぁ、もしかしたらその「電話する」の内容がそうだった可能性もあるけども

 

 

 

とりあえず気づいた

 

私はこれを持ってるからいつまでもあいつに執着してるんじゃなかろうか

どうしてあいつをこんなにも思い出して考えてしまうんだろうと思った

 

それはやっぱりこの指輪のせいなのかもしれない、と

返さないといけないという使命のせいかもしれない

 

病気もあるけど、これも一理あるかもなと思った

 

私は前に進みたいって思った

感謝はしているけども忘れていきたいと思った

 

本当は思った昨日に捨てる気だったけど普通に忘れていて

今日、今さっき、燃えないゴミへぶち込んできた

 

一度「本当にいいのだろうか」と踏みとどまってしまったのも事実

 

これを捨てたら私は本当に彼の元へは戻ることはできない

一瞬でもそう考えてしまった自分に嫌気が差した

 

でも仕方がないんだと言い聞かせた

あれだけ依存して執着してしまって

好きでもないのに何年も付き合い続けて

結局7年もの月日を過ごしてしまったんだから

 

別れて10か月経っただけの今、あっさりとさようなら出来るかと言われたら

致し方ない結果だと思った

 

どうして彼は私に優しくしてくれなかったんだろう

本当に彼は私を好きだったんだろうか

愛してくれていたんだろうか

それを実感するときはあったものの、ほんの一瞬だった

 

何を問いても返ってくる答えは憶測でしかない

私は彼を好きだったかどうかも今となっては曖昧で

愛していたかと聞かれたら本心かは分からない

 

それが事実だと思う

 

だからこそ「本当にいいのか」とよぎった想いというのは

ただの執着に過ぎないと思う

 

私は彼を許さなければならない

彼を手放さなければならない

だからその思いと一緒にゴミ箱へ捨ててやった

 

もし、そのへんで会ったとしても

私は何も感じない強い人間にならなければいけない

あの一人ごときで怯えて動けない自分は自分ではない

 

私は我が道を行きたいんだと思った

 

これが私の素直な気持ち

 

 

自分に素直に

自分の心に素直に

でもそれが結果、相手を苦しめるものであったのなら抑えなければならないけど

素直にならなければならない場面では素直にならなきゃ

 

私は前に進むために過去を捨てて

それを土台にこれからの人生設計をしないといけない

 

そう思う事ができたから

 

今だけでもこうやって前向きな気持ちになれるのは幸せだと思う

 

またどうせ落ち込むんだろうから(笑)

 

 

 

まぁ、こうやって思えたのももう一つ分かったことがあったから

 

 

なんだろう

 

 

すごく恥ずかしいけど

 

 

いや、実際覚えてはないけど「そうだったかもしれない」と気づかされた今日

 

 

初めて会った時のような衝撃な感覚を味わった5月9日

 

実際は”初めて”じゃなくて”久しぶり”だったんだけどね

 

 

 

惚れなおしてしまった

 

目が合ったあの瞬間に

 

正直かなり見とれてしまったと思う

 

今考えるととても恥ずかしい

 

 

急に体が緊張状態になってしまって言葉もあまりうまく発せず

ほとんど話せなかったし

なんなら何話したか、本当に覚えていない

 

今日、思い返して「は」と気づいてしまって・・・

 

いや、正直なんでこんなに考えてしまうんだろうと思いながら

うすうす感じてはいたものの

「まさかね」と思っていた

 

でも私はお風呂場で物思いにふけていて気づいた

 

今更どうするなんて考えてないけどね・・・

いや普通に自分の精神疾患考えたらそうなんだけどね

 

なんというか

ずっと抑え込んでいたものがフワーって溢れかえってしまった瞬間だった

 

「うわー、あたし好きだったんだ、ずっと」

「そしてまた久しぶりに再会して、また惚れ直したんだ」

 

 

 

仕事もろくに決まってないのに、気づいてはいけないことに

あからさまに気づいてしまって

 

私は4年前のあの日に初めて会って、一瞬で電気が走った

わけのわからない「この人だ」だった

でも自分には当時彼氏がいたし、否定していたから

 

抑え込んでいたものが溢れるとはこういう事

 

 

 

 

 

 

私は危険人物だからこれ以上はダメだけど

 

 

最後くらい素直でいたい

 

 

そう願って

 

 

過去との決別を決心して

 

指輪を捨てた私だったから

 

 

彼には伝えなくても、心の中で彼を想いたいと思う

 

 

 

 

彼がこの世で一番幸せになれる様に

神様お願いします